ポケモンカードのレアリティにはSR(スペシャルレア)やSAR(スペシャルアートレア)など色々ありますが、今回HR(ハイパーレア)についてご紹介いたします。
HRは虹色のような色合いで、カードごとに異なるレリーフ加工がされています。
ソード・シールドシリーズまではレアリティの1つとして存在したのですが、残念ながらスカーレット・バイオレットシリーズでは廃止されてしまいました。
廃止の理由としては、おそらくですが視認性の悪さです。
光の反射具合では真っ白に見えてしまうため、大型大会の配信卓でHRのカードが映ると何のカードを使用したか分かりにくく、実況者が状況を説明できなくなるという事も発生していました。
また虹色の加工はキレイなのですが、ポケモンやトレーナーの元の色合いが分からなくなることから、コレクターからの人気もイマイチでした。
トレーナーなんかはサーモグラフィーみたいになりますし。
ということで現在はHRのカードは無くなってしまったのですが、SRのカードとは異なる独特のレリーフ加工が自分は好きだったので、今回10枚のカードを紹介していきたいと思います。
先に言っておくと、HRのカードのレリーフ加工は下のビートのカードのように単純な集中線のレリーフのものがほとんどです。
その中から集中線ではないレリーフ加工のカードを選びました。
またレリーフが分かるように光を当てたため、カード自体のイラストが反射しているものがいくつかありますが、ご了承ください。
1.エースバーンVMAX
渦を巻くようなレリーフ加工で、渦の中心がエースバーンの足の先に位置しています。
エースバーンと合わせることで、まるで強力なシュートを蹴ったかのようなイラストになっている点がポイントが高いです。
2.マホイップVMAX
ハートや星、クローバーが散ったデザインがレリーフ加工されています。マホイップがキョダイマックスした際の、身体の正面についているマジパン(?)と同じマークです。
3.ダンデ
ダンデを囲むように、後ろから星マークが飛び出ています。
チャンピオンダンデにふさわしい、主人公補正のようなレリーフ加工です。
4.カプ・コケコVMAX
アローラ地方の元ネタである、ハワイの伝統の紋章?ハワイアンキルト?のようなデザイン。
カプ・コケコの守り神感が伝わってきます。
5.カゲツ
背景で色々爆発しているかのようなレリーフ加工。
悪タイプ使いのカゲツにワル感を出すためにこのようなデザインにしたのだと思います。
6.ナタネの活気
草タイプ使いであるナタネらしく、木の葉が渦を巻きながら舞っているデザイン。
結構複雑なレリーフ加工もできるんだなと感心します。
7.おじょうさま
6枚の花びらの花がたくさん描かれており、おじょうさまの高貴な感じを表しています。
8.ミュウツーVSTAR
エースバーンと同じような感じですが、渦の中心がミュウツーの両手の間に位置しており、まるでワザを撃つ直前のようなイラストに仕上がっています。
VSTARのポケモンは下部分がVSTARパワー欄になってしまうので、レリーフを目立たせることがしにくくちょっともったいないです。
9.ふりそで
おじょうさまのレリーフと似た花柄ですが、こちらは大きなクルッとした花が描かれています。
せっかく花柄にするのであれば髪飾りと同じ形にしても良かったのでは、と思いました。
10.アンノーンVSTAR
DNAのような2重らせんが2本描かれています。
デオキシスのHRにこのレリーフならわかるのですが、なぜアンノーンで採用されたのかは謎です。ミステリアスという印象を与えたかったのかな・・?
独特なレリーフ加工のHRのカードを10枚ご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
SRと違って元の色が分からないのは確かにそうなのですが、虹色の色合いやレリーフ加工が美しく、自分としてはいつかまたレアリティとして復活してほしいです。