こんにちは、このブログを書いているヨウスケと申します
自分がポケカ初心者の頃、ジムバトルの対戦相手との会話やTwitter・noteを読んだ際にポケカの専門用語が使われており、意味を理解するのに苦労しました。
今回そういった専門用語について解説していきます。
初心者の方のお役に立てば幸いです。
ポケカに限らず、他のトレーディングカードゲームでも使う用語も含まれます。
大きく「カードの効果・デッキ」と「対戦・プレイング」に分けましたが、線引きは曖昧です。お許しを。
カードの効果・デッキ
LOデッキ
相手の山札を無くすことを目的としたデッキ。
LOはライブラリアウト(Library Out)のこと。
ポケカの勝利条件は下記の3つがあり、
①自分がサイドを6枚取ること
②相手が場に出すポケモンがいなくなること
③相手が番の初めに山札を引けなくなること
通常は①②を目指しますが、LOデッキは③を目指すデッキです。
例:カビゴンLO
ワザを使うことが出来ないシステムポケモンを呼び出し、カビゴンの特性で逃げられなくして入れ替え札が無くなるまで耐久するデッキ。自分は永遠に山札が無くならないような仕組みを入れている。
マジック・ザ・ギャザリングで山札のことをライブラリーと呼ぶことが語源だとか。
青天井
与えるダメージに上限が無いワザのこと。
山札は60枚と決まっているので正確には上限があるが、固定ダメージでは無い場合に使います。
使用例:パオジアンexは火力が青天井
入れ替え札
バトル場のポケモンを入れ替える効果のあるカード全般のこと。
「ポケモンいれかえ」だけではなく「あなぬけのヒモ」「いれかえカート」等も該当します。
エネ加速
毎ターンの手貼り以外に、特性やサポートで場のポケモンにエネルギーを付けることを言います。
例:ウェーニバルの特性「エナジーカーニバル」
カードプール
使用できるカード群のこと。
新商品が出たり、レギュ落ちでカードプールは変わります。
コントロール(コントロールデッキ)
ハンデスやロックなどで相手の行動を制限しつつ、リソース切れを待って戦うこと。
そういった戦法のデッキをコントロールデッキと言います。
相手のプレイをコントロール(操縦)するため、そう呼ばれるそうです。
再録
一度収録されたカードが、後に発売されるデッキやパックでサイド収録されること。
ポケカの場合、年末に発売されるハイクラスパックは、対戦で使われるカードが多く再録されます。
一度レギュ落ちして使用できなくなったカード(グッズ・ポケモンのどうぐ)も再録されることで使用できるようになるが、カードの効果が変わっている場合は最新のカードの方に記載されている効果として扱います。
例:すごいつりざお
最新のカードは「合計3枚”まで”」という記載のため、トラッシュに3枚以上あっても1~2枚という選択もできる。
サーチ(サーチ札)
山札をから目的のカードを持ってこれる効果のこと。
反語:縦引き
進化ライン
「進化ラインを4-3-2で採用している」と言えば、たねポケモンを4枚、1進化ポケモンを3枚、2進化ポケモンを2枚デッキに入れていることを指します。
縦引き
山札の上から指定の枚数カードを引く効果のこと。
欲しいカードが引けない可能性はあるが、その分枚数を多く引けます。
反語:サーチ
多投
普通は1~2枚しか入れないカードをデッキにたくさん入れること。
エネルギーカードが多い場合は「エネ過多」と言います。
打点(火力)
ポケモンが出せるダメージのこと。
大ダメージが出せるポケモンを「打点が大きい」「火力が高い」と言います。
超越
相手のターンを飛ばして再び自分のターンを行うこと。
またそれを狙うデッキ。
デザイナーズデッキ(デザイナーズコンボ)
プレイヤーがデッキを組むことを前提にワザや特性が設定されていること。
例:だんけつのつばさ
トップ
山札の一番上のカードのこと。
「トップ解決」とは、番の最初のドローで必要なカードを引くこと
反語:ボトム
ドロー
山札からカードを引くこと
ドロソ(ドローソース)
山札からカードを引く効果を持つサポートや特性のこと。
例:博士の研究、ビーダルの特性「はたらくまえば」
バレットデッキ
相手に合わせいろんなポケモンで戦うデッキ。
いろんなタイプを入れて弱点を突いたりなど。
ニュアンスは微妙に違うが、同じような意味合いで「ツールボックス」「グッドスタッフ」という言い方もします。
ハンデス
(相手の)手札を減らすワザや特性を使い、妨害しながら戦うこと
非エク
倒されてもサイドを1枚しか取られないポケモンのこと。
元々はEXポケモンに対し、非EXポケモンとして「非エク」という言葉が使われていた。
現在はEXポケモンはレギュ落ちしているため、Vポケモン(VMAX,VSTAR含む)とexポケモンの事を指します。
ルールを持つポケモンとくくりが似ているが、プリズムスターのポケモンやかがやくポケモンはサイド1枚しか取られないため非エクとは呼ばれません。
ピン刺し
デッキ内に1枚しかカードを入れないこと。
ピン刺しカードは縦引きで引けなくても、文句は言えない。
プロキシ
コピーカードのこと。
①公式サイトの画像を使用し、コピー機で印刷する
②カードのイラストを紙に手書きで再現する
の2パターンがあります。
公式大会では使用禁止だが、自宅で友達や家族と対戦する際に使用する分には問題ありません。また、一部の自主大会では使用可能な場合があります。
ボトム
山札の一番下のこと。
反語:トップ
使用例:ナンジャモの効果で手札をシャッフルした後にボトムに送る
メタ
対策のこと。
特定のポケモンやデッキへの対策カードのことを、メタカードと言います。
例:特殊エネルギーを使うデッキが環境に多いので、メタとしてシンオウ神殿を入れておく
要求エネ
ワザを使うために必要なエネルギーのこと。
数や色が増えるに従い、「要求エネが重い」という言い方をします。
ルールを持つポケモン
カード上に特別なルールが記載されているポケモンのこと。
例
exルール:ポケモンexがきぜつしたとき、相手はサイドを2枚とる。
かがやくポケモンのルール:かがやくポケモンは、デッキに1枚しか入れられない。
具体的には、
ポケモンEX、M進化ポケモン、BREAK進化ポケモン、ポケモンGX、◇(プリズムスター)のポケモン、TAG TEAMのポケモン、ポケモンV、ポケモンVMAX、ポケモンV-UNION、ポケモンVSTAR、かがやくポケモン、ポケモンex
レギュ落ち(スタン落ち)
一部のカードがスタンダードレギュレーションで使えなくなること。
スタンダードレギュレーションでは年に1回レギュ落ちが行われ、過去3年以内に発売したカードしか使用できないようになっています。
レギュ落ちを行う理由は明示されていないが、レギュ落ちが無いと「カードプールを把握することが大変」「昔に発売したカード集めるのが大変」になるため、初心者が参入しやすい調整として行っていると思われます。
レギュ落ちしたカードでもエクストラレギュレーションでは使用できるし、再録されると再度スタンダードレギュレーションで使用できるようになります。
ロック
(相手の)行動を制限すること
「グッズロック」「サポートロック」「特性ロック」などがあります。
対戦・プレイング
bye
不戦勝のこと。
参加人数が奇数の大会で起こりえます。
まだ数回しかジムバトル経験が無い時にスコアシートに"bye"と書かれ、「帰れ」って意味かなと深読みしてしまいました。
CSP
チャンピオンシップポイントの略称。
トレーナーズリーグやシティリーグなどの大会で上位に入ると貰え、貯めたポイントに応じて記念のカードや大型大会への参加権が得られる。
詳しくはこちらの記事をどうぞ
peacok02-pokeca.hatenablog.com
PTCGL
ポケカの対戦アプリ「Pokemon Trading Card Game Live」の略称。
iPhone,iPadやアンドロイド端末、パソコンでプレイできます。
①全文英語
②VPNが必要
の2つの壁がある。
以前はPTCGO(Pokemon Trading Card Game Online)という名前のサービスでした。
圧縮
不要なカードを消費し、欲しいカードを引ける確率を上げるプレイングのこと。
①山圧縮
山札にあるカードを手札に持ってきて、ドローの際に欲しいカードを持ってこれる確率を上げるプレイングのこと。
相手のツツジやジャッジマンの効果の後に不要なカードを再度引く確率を下げることもできます。
②手札圧縮
手札にある不要なカードを消費し、ビーダルの特性はたらくまえば等で引ける枚数を増やすプレイングのこと。
オポネント
どれだけ強い相手と対戦したかを示す値。
オポネントを採用している大会では、勝利数が同じプレイヤーがいる場合、より強い相手と対戦した方が上位となります。
勝利数が同率でもオポネントが低く上位トーナメントに上がれないことをオポ落ちと言います。
階段
勝利数が異なる相手との対戦のこと。
ジムバトルはスイスドロー形式が多いため、基本は勝利数が同数の相手との対戦になるが、両負けがあったりすると階段が発生します。
環境(環境デッキ)
現在のカードプールで勝率の高いデッキのこと。
使用者数が多く、対戦で当たることを意識しておく必要がある。また一方的に強い場合はメタが必要になる場合があります。
サイド落ち
デッキに入れたカードが、サイドカードとして置く6枚の中にいってしまうこと。
相手を倒してサイドから引くまではプレイで使えず、最後まで残ってしまった場合は実質その対戦では使えないことになります。
例:たねポケモンのカードをピン刺しで入れているので、サイド落ちケアで「ヒスイのヘビーボール」を入れている
サイドペナルティ
対戦中にルール違反やテキストと異なる処理をしてしまった場合に、ジャッジ判断により相手側にサイドを取る権利を与えること。
ルール違反があった場合にはジャッジを呼ぶが、プレイの巻き戻しができない状態であった場合や大きな違反だった場合にサイドペナルティとなることがあります。
よりひどい場合はジャッジキルとなる場合もある。
状況次第ではサイドを取らない方が良いため、サイドを取る権利を使わなくとも良いです。
シールド戦
パックから開封したカードだけで対戦をすること。
エネルギーカードは事前に用意しておき、パックから出たカード+エネルギーでデッキを組むのが普通。「デッキを組む力」と「そのパックのみのカードだけが使用できる独自の環境を読む力」が問われます。
普通のパックでは入れ替えやボール関係のグッズが乏しいためシールド戦をするのは難しく、「トリプレットビート」「レイジングサーフ」など定期的にシールド戦にも使えるパックが発売されています。
事故(手札事故)
手札にあるカードがエネルギーばかりだったり、ポケモンばかりだったりと偏りがひどい状況のこと。
場にポケモンを揃えたりワザを出すことが出来ないため、相手だけ一方的に有利な盤面展開ができてしまう。
通常は対戦開始時の最初の7枚の手札のことを言うが、ナンジャモやジャッジマン後の手札が悪くても手札事故と言います。
ジャッジキル
対戦中にルール違反やテキストと異なる処理をしてしまい、ジャッジ判断により失格(敗北)させられること。
軽いルール違反であればサイドペナルティで済むが、繰り返し起きたり、大きなルール違反やイカサマであった場合はジャッジキルされることがあります。
スイスドロー
勝利数が同数の相手と戦う対戦方式のこと。
実力が同程度の人とマッチしやすい。
参加人数が奇数だと、勝利数が異なっていてもマッチする階段が発生することがあります。
スコアシート
ジムバトルの際に使用する、勝敗を記入する紙のこと。
「サイドの枚数の記入の有無」など記入方法は店によって異なるので、対戦前の説明をしっかりと聞いておくこと。
先1
先行1ターン目のこと。
同じように後攻1ターン目の事を後1、先行2ターン目の事を先2と言います。
手貼り
自分のターンに1回だけできる「手札からポケモンにエネルギーをつける」こと。
特性やトレーナーズの効果でエネルギーを付けるエネ加速と区別するために使われます。
積み込み
カードを意図した順番に並び替えるイカサマのこと。
シャッフルする前にカードを並び替えることもしてはいけないので注意しよう。
ドロップ
棄権すること。
オポネントを採用している大会では、ドロップすると相手のオポネントに影響するため極力最後まで戦うようにしましょう。
マリガン
引き直しのこと。
最初の手札の7枚にたねポケモンがおらず、シャッフルして再度7枚の手札を引き直すことをマリガンと言います。
例:相手が1回マリガンしたので山札を1枚引く
まるい
安定していること、一般的なこと。
例:このデッキにはあのカードを入れるのがまるい
逆の言葉に「とがっている」がある。
例:このデッキにあのカードを入れるのはとがっている
レギュレーション
ポケカの対戦をするときのルールの種類のこと。
レギュレーションは
スタンダードレギュレーション
エクストラレギュレーション
殿堂レギュレーション
の3つがあり、ポケカの対戦の多くはスタンダードレギュレーションで行われます。
レギュレーションごとにカードプールや使用禁止カードが異なるため、大会に出る前にはどのレギュレーションなのかしっかり確認しておいた方が良いです。
各レギュレーションで使用できるカードの詳細についてはこちらを参照ください。
ワンターンキル(ワンキル)
1ターンで相手のポケモンを全て倒し勝利すること。
相手の場にバトルポケモンしかおらず、そのバトルポケモンのHPが低い場合に起きやすい。
先行の場合はテツノブジンexの特性「タキオンビット」、後攻の場合は2エネで大ダメージを出せるライコウVやエンテイVにより実現可能(ライコウにはエレキジェネレーター、エンテイにはマグマの滝壺があるため2エネつけるのも難しくない)。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
大会の違い(シティリーグ・トレーナズリーグ、チャンピオンズリーグなど)についての紹介も入れようと思いましたが、説明が長くなりそうなので別の機会で解説したいと思います。