先日ジムバトルの優勝結果のツイートで魅力的なデッキを見つけたので、自分も組んでみてジムバトルで使用してみました。
その際に意識したこと・デッキの回し方を記事にしていきます。
■使用デッキ紹介
いちげきエースバーンデッキ
【デッキコード】cD8xcc-EnYg9t-84JYGx
新弾のバイオレットexに収録されたホシガリスの特性が、チルタリス・マスタードと相性抜群なのを生かしたロマンデッキです。
・ホシガリス
【特性】
すあなにかくす
自分の番に1回使える。自分の手札をすべてウラにして切り、山札の下にもどす。その後、山札を1枚引く。
特性
いざなうしらべ
自分の番に1回使える。自分の山札からサポートを1枚選び、相手に見せる。残りの山札を切り、選んだカードを山札の上にもどす。
効果
このカードは、自分の手札がこのカード1枚だけのときにしか使えない。
自分の山札から「いちげき」のポケモンを1枚選び、ベンチに出す。そして山札を切る。その後、自分の山札を5枚引く。
サポートは、自分の番に1枚しか使えない。
つまり、チルタリスの特性「いざなうしらべ」でマスタードを山札の上に固定した後にホシガリスの特性「すあなにかくす」を使うことで、マスタードを使用する際の厳しい条件「このカードは、自分の手札がこのカード1枚だけのときにしか使えない」を簡単にクリアすることができるわけです。
その際にベンチに出す"いちげき"のポケモンというのが「エースバーン」になります。
エースバーンは優秀な特性「かじばのパワー」を持っています。
特性
かじばのパワー
このポケモンが使うワザの、相手のバトルポケモンへのダメージは、相手がすでにとったサイド1枚につき「+30」される。
自分のポケモンが倒されているほど火力が上がり、
サイドを取られている枚数が
・3枚の場合⇒ひのたまシュート240ダメージ
・5枚の場合⇒ひのたまシュート300ダメージ
となります。
ひのたまシュートに必要なエネルギーは炎エネルギーと無色エネルギーが1枚ずつなので手貼りだけでは技が使えず、サポートはマスタードに使ってしまうのでキバナでのエネ加速も利用できません。
そこでエネ加速手段としてマグマの滝壺とヘルガーを採用しています。
・マグマの滝壺
おたがいのプレイヤーは、自分の番ごとに1回、自分のトラッシュから炎エネルギーを1枚選び、自分のベンチの炎ポケモンにつけてよい。その場合、つけたポケモンにダメカンを2個のせる。
・ヘルガー
特性
いちげきのほうこう
自分の番に1回使える。自分の山札から「いちげきエネルギー」を1枚選び、自分の「いちげき」のポケモンにつける。そして山札を切る。その後、つけたポケモンにダメカンを2個のせる。
手貼り・マグマの滝壺・いちげきのほうこう・この3つの内どれか2つを満たしていればひのたまシュートが使えます。
1つ注意点として、手貼りがいちげきエネルギーの場合はもう1枚は炎エネルギーである必要があるのでマグマの滝壺によるエネ加速が必須となります。
いちげきエネルギーによるダメージ追加があれば、+20点,40点が可能となるので、
かじばのパワーと組み合わせることで
・サイド3枚取られている+いちげきエネ2枚⇒ひのたまシュート280ダメージ
⇒VSTARポケモン一撃ライン
・サイド5枚取られている+いちげきエネ1枚⇒ひのたまシュート320ダメージ
を満たすようになります。
HP330以上のポケモンを倒すには、"まけんきハチマキ"も組み合わせてください
■デッキの回し方
序盤
ベンチには多少余裕があるので、進化元のチルットを2体並べてもかまいません。
その次に立てることを優先するのは、同じく2進化のヘルガーです。
そのためデルビルをベンチに出すのですが、ヘルガーはマスタードの効果で立てることもできます。そのためデルビルは必須では無く、2体並べるとベンチをひっ迫させる可能性があるので、ベンチに出すのは1体だけにしましょう。
ホシガリスを出すのはチルタリスが立ってからでもかまいませんが、ジャッジマンを打たれやすい環境なので、出せるなら早めに出してしまってもかまいません。
ハイパーボールを使える状態であれば積極的に炎エネルギーをトラッシュし、マグマの滝壺を引いた時に備えましょう。
中盤
2ターン目以降はチルタリス⇒ホシガリスの順に優先して並べます。
マグマの滝壺やヘルガーといったエネ加速手段を揃えることができなくても、チルタリスとホシガリスが並んだら"いざなうしらべ"でマスタードを山上に仕込み、"すあなにかくす"でマスタードを使用しましょう。
マスタードでエースバーンを出した後に5枚引けるので、そこでエネ加速に必要なパーツが揃うことがあります。
相手がまだ技を使ってこなさそうで余裕があったり、場のキーカードが揃っていない場合は、マスタードでヘルガーを立てたり、"いざなうしらべ"で博士の研究を持ってきて手札のリフレッシュをするのも手です。
エースバーンが倒されたら逃げるエネルギーがゼロのチルタリスをバトル場に出し、再度マスタードを使ってエースバーンを立ててエネ加速して、バトル場に出していきましょう。
中盤~終盤
順調にベンチを展開できているとヘルガーが2体立たせられるので、バトル場のポケモンのHPラインに合わせて一撃エネルギーを付ける枚数を調整しましょう。
手札をトラッシュする機会がハイパーボール4枚と博士の研究1枚だけなので、活力の壺を序盤に引いてしまっていても、トラッシュせずに"すあなにかくす"で山札に戻っていることが多くいちげきエネルギーの使いまわしがしやすいです。
(同じ理由でバトルVIPパスが山札⇒手札をグルグル回ります・・・)
リソースが切れてきたら、ともだちてちょうやクララ+"すあなにかくす"でマスタードやエースバーンを山札に戻し同じギミックを使いまわすこともできますが、かがやくリザードンにマグマの滝壺でエネ加速し、ボスでVやVSTARポケモンを呼びまけんきハチマキをつけて280ダメージで倒すルートにしても良いです。
■カードの採用理由
・バトルVIPパス
このデッキは最初のベンチ展開がカギであるため採用しています。
中盤に手札に来てもトラッシュする方法がないので、バトルVIPパスが合わない人は別のボール系カードに変えるのもアリです。
序盤にポケモンやボール系カードが全然来ず、ハイパーボール1枚しか来ないことがあります。
そんな時に"ルミナスサイン"で博士の研究を手札に持ってくるために使用します。
負け筋を作る+ベンチを圧迫させてしまいますが、最低限戦える状態にするために必須のカードと考えています。
・デルビル
デルビルには"いちげき"のデルビルもいますが「"いちげき"であることを活かせない」「炎タイプのデルビルよりHPが10低い」ことから炎タイプの方のデルビルを採用しています。
・ボスの指令
中盤まではサポートにマスタードを使うため、ボスの指令は終盤まで使うことができません。
フィニッシュ用に入れていますが、ポケモンキャッチャーと入れ替えて中盤から相手のベンチポケモンを呼べるようにしても良いかもしれません。
■まとめ
以上が、マスタードを使用した「いちげきエースバーンデッキ」の構築・回し方紹介となります。
マスタードの条件達成は難しいために今まで使われる頻度が少なかったのですが、ホシガリスが出たことで飛躍的に条件達成しやすくなりました。
今回マスタードは"いちげきのかた"の方を採用していますが、もう1枚のマスタードである"れんげきのかた"を採用した「れんげきマスタードバレットデッキ」が今後出てくるかもしれません。
ポケカは色々と構築できるので面白いですね。
ではまた('ω')